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江口寿史イラストレーション展「彼女」を見てきた。

平成30年4月28日から平成30年5月27日までの1ヶ月間、金沢21世紀美術館で開催された江口寿史イラストレーション展「彼女」に行って来た。私の中にある江口寿史氏に関する情報は、私が若かった頃(かなり昔)、週刊少年ジャンプに連載されていたギャグ漫画「すすめ!パイレーツ」の作者であることのみ。その後の江口作品に関しては、私自身が漫画を見なくなったことが一番の要因なのだろうが、他の作品名が全く出てこない。では、なぜ、この展覧会を見に来たかといえば、妻がこの展覧会を見に行きたがっていたので(主導権は妻にあり)、一緒について行ったというのが真相である。とは言え、私自身、小中学生の頃に、漫画家にあこがれ、少年ジャンプの手塚賞に応募する為に、Gペンやかぶらペンを使って、漫画を描いていた時もあり、漫画の原稿やイラスト原画には少なからず興味はあった。江口寿史氏がどんな作品を描いているのかは知らなかったので、正直なところ、あまり期待は持っていなかったが、予想に反し、原稿、原画を目の当たりにしてみると「なるほど」と思う事が多かった。私がこのような展示物をみるポイントは、「きれいな画だな。」等という感想ではなく、この画は、どのようなタッチで描いているのかな?色彩の使い方が斬新でPOP。この質感はこうやって表現するのか等、自分が同じものを描く事を想定した見方をしてしまう。模写は学生示時代、数多くやってきた。同じ作品をまねて描く事は容易だろうが、模写とオリジナル作品を描くのでは、必要な感性や技術力とでは、天と地ほどの違いがある。イラストや絵画等で作者の名前がつくような〇〇風というオリジナルブランドを確立するには、斬新的で独自性があり、インパクトのある先品でなければ、確立する事は出来ない。

 

 

 

 

時間があれば、もう一度、漫画を描いてみたいと考えてはいたが、小中学生の頃に描いていたSF漫画とは違い、現在(いま)の私には、小説になりそうな実体験が多く蓄積されている。単純なストーリー展開しか考えらられなった頃とは違い、ある意味、大人の作品が描けるのではないかと思っている。

そんな妄想を、思いださせてくれる時間であった。

 

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